◎視点を変える。足るを知る。
それだけで人生は輝く。

――救急医療の現場で命と向き合ってきた医師が語る、与えられた人生を、悔いなく生き切る秘訣

その悩みにどう向き合うか。
人生はこの「課題」の解消に大半が費やされます。
自分は病気になるのか、自分の死に場所はどこなのか…
そういう漠然とした不安を抱えて悩んでいる人も多いでしょう。

でも、あれこれとよからぬ想像をめぐらす余裕があるのなら、いつ来るかわからない不安ではなく「すぐにやれる楽しいこと」を想像してみてください。

悩みと上手に付き合いながら、今を楽しむ。
今を楽しむことで、生きていることを実感する。
これが人生で最も大切なことです。

１章　持たない
２章　こだわらない
３章　思い込まない
４章　心配しない
５章　悩まない

［著者紹介］
矢作直樹（やはぎ・なおき）
東京大学名誉教授。医師。1981年、金沢大学医学部卒業。1982年、富山医科薬科大学の助手となり、83年、国立循環器病研究センターのレジデントとなる。同センターの外科系集中治療科医師、医長を経て、99年より東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻および工学部精密機械工学科教授。2001年より東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長となり、2016年3月に任期満了退官。株式会社矢作直樹事務所を開業。
著書に、『人は死なない』（バジリコ）、『おかげさまで生きる』（幻冬舎）、『お別れの作法』（ダイヤモンド社）、『自分を休ませる練習』『自分を好きになる練習』（以上、文響社）など、多数。